貸金業法改正後の貸金業界


貸金業法が改正され、順次施行が進む中で、貸金業界も大きく変化していきました。

最初の動きとしては、一部のクレジットカードやキャッシングなどで最大20%の上限金利内に納まる金利への引き下げの動きでした。

とはいえ、貸金業法が成立した直後では、まだまだ多くの金融会社が20%を越える金利を維持していたように記憶してます。それほど20%以上の金利が当たり前だったということでしょう。

ゴールデンと呼ばれる時間帯にたっぷり流れてた、武富士やアコム、アイフル、・・・などの消費者金融のテレビCMの説明書きに書かれてる金利も20%超の数字が頻出してたくらいですからね。

その後、過払い金返金の事例が増えてくるに連れて、金融会社の経営状況が厳しくなり、様々なリストラが発表されました。

同時に、徐々に金利も法定上限金利内の金利に広がっていきました。

テレビCMの放映も業界の自粛が決まり、めっきり金融業者関連のテレビCMを見かける事が少なくなりました。

過払い金返還請求が高止まりし、また金利引き下げも強いられ、さらに総量規制が施行され個人への貸金残高が制限されるなど、金融会社を取り巻く環境がどんどん厳しくなり、倒産する金融会社も少なくないです。


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